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9月に新婚旅行で夫とオーストラリアのケアンズへ行きました。飛行機で8時間で到着し、そこから船に乗ってグリーン島へ渡りました。私も夫も自然が大好きなので、緑が豊富なグリーン島を選びました。グリーン島から少し行った所にグレートバリアリーフという、世界最大のサンゴ礁群存在する場所があります。これは世界遺産にもなっていて、私たちはそこでスキューバダイビングをするのが一番の目的でした。季節的にも調度良い気候でした。最終日はグリーン島へ戻り、観光をしました。

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グリーン島ではとにかく海でずっと泳いでいました。こんなに鮮やかで透明感のある海は見たことがないくらい美しい海でした。野生の海亀が悠々と泳いでいたり、イルカが群れをなして楽しそうにしていたり、通常では見ることの出来ない景色が目の前に広がっていました。

グレートバリアリーフでは初めてスキューバダイビングに挑戦しました。小さな魚たちはすごく人懐こくて、私が手を伸ばすと口でツンツンとしてくれました。ナポレオンの大きさには度肝を抜かれましたが、図鑑でしか見たことのない生物達と実際に触れ合えてこんなに幸せなことはなかったです。

ケアンズではホテルで食事をし、バイキング形式でとても美味しかったです。カンガルーの肉料理がどのお店にも必ずありましたが、どうしても食べることができませんでした。私は和食が好きなので、海外の食事には不安がありましたが、オーストラリアは魚料理も多くて味付けも薄味で食べやすかったです。

グリーン島にずっと滞在しても良かったなと思えるくらい、グリーン島は自然溢れる素晴らしい島でした。人と自然が共存していると感じられたのは初めてでした。スカイレールに乗ってキュランダを観光したのも良い思い出です。スカイレールがとてもおしゃれで可愛らしくて、たくさん写真を撮りました。窓から見える家々はまるでおとぎ話に出てくるような、三角屋根の小さな可愛い家でした。

キュランダは広大な自然でまるでジャングルでした。鳥の鳴き声が響き渡り、解放感に満ちています。案内してくれた現地の方がユニークで、常に笑いが起こっていました。その方に限らず、オーストラリアの人々はとても親切で優しい気質だと感じました。

海外では日本人は幼く見えると言われますが、本当にその通りでした。というのも、夫とグリーン島のレストランへ入るとき、店員さんが私を見て「チャイルド?」と言ったからです。年齢を言うとなぜか怪訝そうにしていたのが可笑しかったです。

夜に夫とお土産を見に行ったのですが、ついお土産を探すのに集中してしまって夫とはぐれてしまいました。私は英語がまったくできないので途方に暮れていると、若い男女が私に大丈夫かと話しかけてくれたのです。知っている単語を並べて状況説明すると、何となく通じたようで一緒に夫を探してくれました。

道行く人に訳を話して聞いてくれたり、私よりずっとずっと若いのにすごくしっかりしていて感動しました。きっと向こうから見れば迷子の子供だと思っていたに違いありません。でも彼女達には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。たまに酔っ払ったの人もいてからまれそうになった時もサッと来てはっきり拒絶の言葉を伝えて二人が助けてくれました。もし一人で彷徨っていたならきっと怖い思いをしていたと思います。

しばらくして夫と無事に会えると、彼女は嬉しそうに私をハグしてくれました。私はもっと御礼を言いたかったのですが、サンキューしか言えませんでした。オーストラリアは、もう一度行きたい、できるなら永住したいとさえ思える素晴らしい国でした。二人でコツコツお金を貯めて、もう一度行きたいと節約をして頑張ります。